久々に家族で、横溝正史「八つ墓村」のロケ地巡りを目的に岡山県に行ってきました。
金田一シリーズが好きになり、全ての作品を見てきましたが、中でも「八つ墓村」のロケ地が岡山県に集中しているので、一度見てみたいと言う願望に駆られ親子での旅行となりました。
まずは、代表地の岡山県新見市にある
へ向かいました。
ここは、映画の中でも一番の見せ場として選ばれた鍾乳洞です。コロナの影響で、駐車場も我々の一台で、中も貸切状態でした。お陰でゆっくり見学が出来ました。映画に出てくる千畳敷など全長450mの鍾乳洞内を散策しました。所々、しゃがんで歩く場所もありましたが、全体的には、歩きやすく変化に富んだ素晴らしい場所でした。
音声解説やライテイングの映出もあり楽しませてもらいました。
次に向かったのは、映画の中で「田治見家」として使われた高梁市「広兼邸」です。
よくこの場所を選んだなー!と映画の製作スタッフには感心させられました。山間の高台に立つこの邸宅はストーリー上には最適の場所です。映画のシーンが頭をよぎります。時間がなく、中までは見れませんでしたが、下から見上げる、その佇まいはまさに映画の中の「田治見家」です。
その後向かったのは、備前市にある「八塔寺ふるさと村」です。ここもロケ地の一つですが、あいにく休館中で見ることが出来ませんでした。
気を取り直し倉敷まで向かって、「横溝正史疎開宅」に行きました。
近くには、「八つ墓村」にも出てくる「濃茶の尼」の祠もあり、綺麗に整備されていました。「横溝正史疎開宅」は営業時間を過ぎていたため、見れませんでしたが、雰囲気は十分味わうことが出来ました。
1日の駆け足の旅でしたが、ロケ地までいく行程は、のどかな場所が多く、車で走っていても飽きない風景です。
岡山県は、映画のロケ地が多く点在しており、「寅さんシリーズ」のロケ地もあるため、次回は、寅さんの気持ちで、そのロケ地を廻って見たいと思います。