3年ぶりに全山での灯火が実現するとのことで、TV報道番組を見つつ、向日市のあるマンションのベランダから見学をしました。舟形と鳥居は見えませんでしたが、その他は全て見ることが出来ました。
大雨が降っていたにも関わらず、点火の時間には雨もやみ、送り火の山の箇所だけ、もやもかからず、はっきりと見えたことは、何か不思議な力を感じました。
19歳の夏に友人達と静岡県の熱海から京都まで送り火を見にきて以来の送り火でした。
当時は、故郷の熱海の海岸でも筏に大文字を描く行事があり、その由来や送り火の意味も知らずに見ていた記憶があります。
京都へ越してきて、TVで送り火のことを知れば、知るほど、歴史やその意味の深さを痛感しながらの見学でした。
祇園祭にしろ、送り火にしろ、京都人の伝統を守る意気と拘りはすごいものがある。と感じています。